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宮崎 則幸; 栗原 良一; 加藤 六郎; 磯崎 敏邦; 斉藤 和男*; 植田 脩三
JAERI-M 9437, 32 Pages, 1981/04
ブローダウンスラスト力解析コードPRTHRUST-J1を用いて配管破断予備試験として実施した急速遮断弁を用いたジェット放出試験を解析した。解析に際しては、放出口の間にある急速遮断弁の開度が時間とともに線形に変化するものと仮定した。この弁が全開するのに要する時間は放出ノズル部の圧力の時間変化から決定した。2インチおよび3インチ口径のジェット放出について放出係数をパラメータとして解析を実施し、ブローダウンスラストカおよび放出ノズル部の圧力を実験結果と比較した。この結果、ブローダウンスラストカの定性的な傾向は実験結果と解析結果で比較的良く一致していること、および実験から得られたブローダウンスラストカはおおむね放出係数が0.6から1.0の場合の解析結果に入っていることがわかった。しかし、実験結果をもっとも良く表わす放出係数値については得られなかった。
宮崎 則幸; 栗原 良一; 加藤 六郎; 磯崎 敏邦; 植田 脩三
Nucl.Eng.Des., 64, p.389 - 401, 1981/00
被引用回数:3 パーセンタイル:45.64(Nuclear Science & Technology)本報ではブローダウンスラスト力計算コード、PRTHRUST-J1コードの概要を記述するとともに本コードの有効性をますために2つの数値解析結果が示されている。その一つは飽和水蒸気のブローダウンの場合である。ここではPRTHRUST-J1による解析結果とMoodyによる簡易解析の結果が比較され良好な一致が見られた。もう一つの解析例は原研で実施した急速遮断弁によるジェット放出試験についてである。解析で求めたブローダウンスラスト力および圧力を実験結果と比較した。その結果、実験結果は解析結果で放出係数Cが1.0と0.6の間に入ることがわかった。